イナソロ一日一曲! 今回は”Tamayura”。
実は、雪が降ったので雪ネタの曲をやりたかったんですが、稲葉さんのソロ曲で雪がテーマの楽曲が見当たらず……。そこで予定通り「Tamayura」の話をお届けします。
外で録音したり、雪景色のなかで急遽撮影したりとバタバタ感はありますが、その“臨場感”も含めて楽しんでいただけると嬉しいです!
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楽曲・アーティストの基礎情報
曲名:「Tamayura」
収録アルバム:『Peace Of Mind』(通称POM)
- 稲葉浩志(B’zのボーカリスト)のソロ作品
- アルバム全体のカラーは落ち着いた印象で、「Tamayura」もピアノを軸としたロックチューン
- タイトル「玉響(たまゆら)」から連想されるように、儚さや切なさを感じさせる世界観
「Tamayura」はアルバム『Peace Of Mind』を象徴するような、モノクロームな空気感が漂う1曲です。
おすすめの聴きどころ(ユーザー視点の価値)
はじめて聴く方でも楽しめるポイントは、以下の3つです。
- 切ないメロディとロックの融合:ピアノがベースとなり、ロック要素もある不思議なバランス
- 稲葉さんのボーカル表現:ストイックで少し“いぶし銀”な声質が、曲の渋い雰囲気とマッチ
- 歌詞に感じる哲学的メッセージ:仏教的モチーフや“解脱”を連想させるフレーズが奥深い
一言でいうと、「しっとりとしたモノクロ世界観にロックのエネルギーを加えた曲」。いつもの“稲葉節”とは少し違う味わいが楽しめます。
深掘りポイント(サウンド・歌詞など)
サウンドの特徴
「Tamayura」は、基本的にピアノとドラム、そこにギターやシャウトが乗る形。ピアノがメインなぶんゴージャスに聴こえますが、メロディはマイナー調なので華やかすぎず、どこか暗い切なさが漂います。
曲のリズム面でも、冒頭とエンディングに4分の5拍子を取り入れるなど、変拍子がさりげなく混ざっています。サビ部分でエモーショナルに盛り上がり、最後にシャウトを入れる演出が印象的です。
歌詞の世界観
「時間のオリを踏みだして」「燃え尽きて超微粒子になれ」など、仏教の“解脱”や“輪廻”を思わせる表現が出てきます。自傷行為や資本主義のワナを連想させるフレーズも混在し、現代社会の苦しさから飛び出すための強いメッセージを感じます。
一番では「内省的な苦しみ」、二番では「社会のシステムへの疑問」が描かれ、最終的に「久遠(永遠)の空を舞う」というテーマに集約されるのがポイント。稲葉さん独特のストイックな「戦う姿勢」と、「仏教的な空(くう)や解脱感」が同居した深い歌詞が魅力的です。
- セカンダリドミナント:本来の調にないはずのコード(Dなど)が突然現れ、曲に緊張感と推進力を与えます。
- モーダルチェンジ:同じ主音をもつ長調と短調を行き来して変化をつける進行。BメロでF→G→Cmと移行する部分がそれ。
また、アルバム『Peace Of Mind』(POM)のジャケットもモノトーンの配色が特徴。曲のイメージとリンクしやすく、全体の世界観を統一しています。
感想や総評
個人的に「Tamayura」は、暗くて切ないトーンが印象的な一曲だと思います。とはいえ、歌詞には強い意志や解脱のような“超越した光”が垣間見える。静と動が同居した不思議な魅力があります。
ただし、歌詞には痛みや苦しみを連想する描写も多いので、初めて聴く人は「ちょっと重い…」と感じるかもしれません。でもその重さこそが、稲葉さんのソロワークの深みなので、ぜひ味わってみてください。
エンディング
いかがでしたか? 今回は稲葉浩志さんのソロ曲「Tamayura」の魅力をお届けしました。雪と無関係そうに見えて、実はモノクロの景色にもよく似合うダークな世界観が面白い曲です。
このチャンネルでは、イナソロやB’z関連の楽曲を中心に、一日一曲ずつレビューしていきます。チャンネル登録や高評価、ぜひよろしくお願いします!
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それでは、また次の動画でお会いしましょう。
おつかれ!
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