今となってはこの曲が早い段階できてくれて本当によかったと思う。完璧主義な自分が準備なしで弱みを見せながら本音で語るという体験を企画の序盤でできたから。
しかも、私の動画を見るまではなんとなく聴いていたけれど、あらためて聴くと壮大な曲であることがわかったとのコメントをいただけた。これは本当にありがたく、うれしいことだ。
ここにおいて、私は稲葉さんに成し遂げられなかったことを達成できたのだ。ご自身で曲を発表するだけでは届けられなかった楽曲の魅力を、私の言葉によって伝達できた。大変恐れ多く怖いもの知らずなのを承知ではあるが、そして全然小規模ではあるのだが、それは紛れもない私の成果なのだ。
稲葉さんにはなれないけれど、私にしかない持ち味もあるはずだ。そう結論を先にきめてしまい、その上で稲葉さんのファンを卒業するためにはじめた「イナソロ一日一曲」。早くも小さいながら確かな手応えを感じはじめている。真正面から心で臨めてるかんじは他の活動ではできない最高の体験だ。だから、やるべきことだったんだと思う。
まだ先は長いし休みがちなので自分を責めがちだか、嬉しいものは素直に嬉しがろう。かといって、いつまでも浮かれすぎる性格でもないし、「人のため」を素直に実践できるわかりやすい人格でもない。
ならどうするか。粛々と続けていくだけなのだろう。その先に、予想もしなかった姿かたちをした「よいこと」が私を待ち侘びていると信じて。
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